なないろ小花のおうちカフェでクラシック

もうすぐ50代!3人の子供たちが小さい頃から続けてきたヴァイオリンやチェロを応援しながら、趣味でパンやお菓子を焼いています。

定期演奏会

長男の大学オケでは、毎年2月と3月に定期演奏会が開催されます。

 

両方とも違うプログラム、違う会場で行われます。

 

今回は、2月は東京オペラシティコンサートホールで、3月はなんとサントリーホールで開催されました。

 

そして、2月の演奏会のメインはベルリオーズ幻想交響曲、3月のメインはブラームス交響楽団第3番でした。

 

私はもちろん両方を聴きにまた上京😊

 

2月、初めての東京オペラシティ


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日本で最も権威のある日本音楽コンクールの本選会場でもあります。

 

毎年テレビで見る独特な天井の形もこの目で見られて感激しました🎶

 

今回は長女も一緒に上京、最寄りの初台駅で次女と待ち合わせて、3人で聴きに行きました。

 

余談ですが、駅のトイレにピアノの鍵盤のモチーフが!

かわいい~~❤


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メインの幻想交響曲は、圧巻と言って良いほどの出来栄えで、ホントに熱い演奏でした!

 

最後の最後で打楽器のマレットがヴァイオリンのあたりに飛んでくるというハプニングがありましたが、幸い誰にも当たらずよかった~

きっと汗でマレットがすっぽ抜けちゃったのかな💦

 

ホントに熱のこもった華やかな演奏でした。

 

 

 

 

卒業試験②

卒業試験は、大学の最寄り駅にあるホールで行われました。



どこの音大も学内に立派なホールがあると思いますが、


次女の通う大学はホールを持っていません。



なので、何かイベントがある時はこのホールを使うことが多いようです。




次女の出番はお昼近くだったので、朝から新幹線で出かけることに。



ホールに到着した時、ちょうど次女の二人前の方が弾いているところでした。



演奏が終わるのを待って中へ。




会場には結構な人数のお客さんが入っていました。



もちろん、卒業試験なので教授の先生方も。



採点を行うため、教授陣のいる客席後方は立ち入り禁止になっていて、



私達は前方で聴くことになりました。




コンクールさながらに、舞台には出演番号のカードが立てかけられ、



それが出演者の確認になります。



発表会のような、出演者や曲目の紹介は一切ありません。



舞台の出演番号とプログラムの番号を照らし合わせて、


誰が何を弾いているのかを自分で確認します。




一人演奏が終了して



いよいよ次女の出番。




次女はこの卒業試験に


ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲第一楽章を選びました。



15分の第一楽章は、いきなり激しいリズミックなメロディーから始まります。



ここでどんな演奏が出来るかでお客さん反応も違ってくると思いますが、



次女はしっかり曲に乗って激しいリズムを弾きこなしていきました。



ロシアの民族音楽のような哀愁漂うメロディも全身を使って歌い上げ



次女が表現したい音楽はほとんどが伝わって来るような演奏が出来ていました。




つい1ヵ月前はあんなにスランプだったのに...



色んなことを、また1つ乗り越えたね...



そんなことを考えていると、もう涙が😭😭



次女の気持ちは、きっとお客さんにも伝わったんじゃないかな。




私の隣に座っていた男性の方も


次女の演奏が始まると身を乗り出して聴き入って下さり、


途中でプログラムを見返して名前や曲を確認する場面も。


曲が終わると1番に拍手をして下さり、プログラムに何か書き込んでいました。



どんな方かは分かりませんでしたが、何だかとっても嬉しい☺️




後で知りましたが、次女のお友達も聴きに来てくれていて、

「感動して涙が出た~」


と言ってくれたようです。



とりあえず、次女の最大のヤマ場は無事に終えることができました。



次女にとっては


「まだまだ、ダメな所はいっぱいあった」ということですが💦



「自分の演奏に満足なんてしたらダメ」


「まだまだ勉強が足りない!」



本当に真っすぐで真面目な次女です。




そんな次女へのご褒美💕

フロランタンにマンディアン、

チョコブラウニー🎶








卒業試験①

先週、次女の卒業試験がありました。



このブログを立ち上げたのが、ちょうど次女が大学へ入学した年。


それからもう4


感慨深いものがあります。


とにかく山あり、谷ありの4年間。


一番の谷底は、実は先月の年末年始でした。


大学院を受けると決めたものの、やはりなかなか練習に身が入らない様子。


少しの音程の乱れに、何度も何度も、何度も何度も同じ個所を弾き直しています。



すると



「わあああああーーーーー!!!」


と叫んだかと思うと

「弾けない!!弾けないいいい!!」


と泣き叫んで、大号泣😭😭😭



今にも楽器を床に叩きつけそうだったので😱😱

とりあえず楽器を次女から離して💦


そして、思いっきり次女を抱きしめました。


音大なんか行かずに普通に大学生をしていたらこんなに苦しまなかったのにな


そんなことを考えると、思わず私も涙が😭


もう、何も励ましの言葉もかけられません。


ただただ、抱きしめていました。




しばらくすると次女も落ち着きを取り戻し、

「取り乱してごめんね」と。



そして、やっぱり大学院を受けるのはスケジュール的に難しい。


今は卒試の曲1曲を弾くだけで精一杯。


大学院受験の曲まで手が回らない。

との事でした。


「いいよ、今は卒試のことだけに集中しよう!あとのことはそれから考えようね」


私に出来ることは、とにかく次女を安心させること、落ち着いて練習に取り組めるようにすることでした。



お正月があけて東京に戻り、

2週間位経った頃、ようやく次女から明るい声が聞こえてきました。


「門下の試演会で、楽譜を見ながらだけど、最後まで止まらずに弾けた!」


「伴奏の先生から、ちゃんと弾けてるから、もっと自信を持ってと励まされた!」

と、元気な声で報告してくれました。


ああ、良かった~🤗


それからは今までの練習不足を取り戻すべく、必死で練習したようで、


毎朝始発の電車で学校に出向き、


5時から夕方まで大学にこもって練習に打ち込んだようでした。


たぶん、今までのヴァイオリン人生で一番練習したんじゃないかな。



これは是非聴きに行かないと



ということで、長女と2人で上京することにしました。


続きます。


次女のお誕生日に作ったシュークリーム🎶

クリームの詰めすぎで重量級💦

ニューイヤーコンサート

先月、長男のオーケストラでニューイヤーコンサートがありました。

聴きに行きたかったけど、職場の新年会と重なってしまい、残念ながら今回は諦めました。

そしたら、何とケーブルテレビで放送するとのこと!

その上、アプリをダウンロードしたら、無料配信で演奏会が観れるという嬉しい情報が!

演奏会から1週間後、早速アプリをダウンロードして、タブレットで観ることができました。

1曲めは、ヴェルディのオペラ「椿姫」

ソプラノ・テナー・バリトンの歌手の皆さんはプロの方々。

もちろん、指揮者の先生もプロの方です。

1時間、椿姫の名シーンを取り上げたダイジェストのような形で演奏され、歌手の皆さんの迫力のある歌声に惹き込まれました。

アンコールでは、実際にシャンパンを開けての「乾杯の歌」や、指揮者の先生も一緒に歌ったり❗️

大いに盛り上がって前半は終了しました。

後半はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲からスタート。

ソリストは、何と団員の学生さん!

あの難曲を堂々と弾き切って、とても素晴らしい演奏でした👏👏( ˊᵕˋ*)

その後はシュトラウスなどニューイヤーらしい曲が続き、

アンコールは美しく青きドナウ

そしてラデツキー行進曲

...で終わるかと思いきや、

何と校歌の演奏!

主催が大学の同窓会なので、会場の皆さんも大合唱🎶

そして最後は学内歌で締めくくられました。

新年にふさわしい華やかな舞台☺️

来年こそは聴きに行きたいなあ🎶💕

先日作ったエッグベネディクト😆

悩める大学4年生

もう12月なんですね。

ホントに1年ってあっという間です。

昨年の今頃は長男の受験の追い込み、

一体どうなることかと心配ばかりしていましたが

無事に第1希望の大学に合格!

と言うより、1校しか受けないという無謀な大学受験だった訳ですが

今は大学生活にも慣れて、キャンパスライフを満喫しているようです。



そして今の問題は次女のこと。

音楽大学の4年生です。

あと3ヶ月で卒業を迎えます。


なのに卒業後のことをまだ決めかねていて

悩める4年生真っ只中です💧


大学院へ行くことも考えたり、教職を目指して見ようかと思ってみたり。

そんなことを考えているうちにどんどんマイナス思考の悪循環に陥ってしまったようで


「全然練習に集中出来ない」

「弾けば弾くほど下手クソになってる」

「こんなんじゃダメ!練習しなきゃと思うのに、5分で集中力が切れる」

「もうどうしていいか分からない」


と訴えてきます。


じゃあ、もうキッパリ辞めて就職したら?と提案しても

それも踏ん切りがつかない様子。


一度ヴァイオリンから離れてみたいとも...



これは電話で話をしていても埒が明かないと思い

土曜日の仕事が終わってから新幹線で東京へ向かいました。


次女は思いのほか元気そうでまずは一安心。


それからゆっくり次女の話を聞きました。


最初は大学院を目指そうと思っていたけど、難易度が高いし今の自分には無理→諦める。


就職も考えたけど、どれもピンと来ない。だけど4月からどうするか考えないとと、焦る。


音楽教室でヴァイオリンの先生になるつもりは、ない。


室内楽のレッスンをみてもらっている、大学で一番尊敬する先生から

「せっかくここまでやってきたのに、大学院でもっと極めればいいのに」

と言われ、目指さないと決めた大学院への夢が、また膨らみ始める。


だけど練習も集中出来ない。全然下手!こんなんじゃダメ!もうヴァイオリンから離れたい…


という経緯でした。



まず私にできることは、次女の自信を取り戻させること!


「上手上手!弾けてる弾けてる!全然下手になんかなってないよ!」
「音がとってもいいよ!お母さんは〇〇の音楽が大好きよ!」

単純だけど、日々悶々と一人で練習している次女には効果抜群です✌️

久しぶりに集中して練習ができたようです。


そして諭します。

「上手になりたいと思うから悩むのよ」
「悩めば悩むほど奥の深い演奏が出来るようになるよ」
「悩まない演奏家なんていないわよ」
「3歩進んで2歩下がる。進んでばかりが上達の道では無いよ」
「自分に厳しいから少しでも下手になると自分を許せなくなっちゃうのよ。もっと気楽にね」


そして、次女の気持ちの確認を。


ヴァイオリンをやりたいのか、やりたくないのか

「...やりたい...上手になりたい」
「やっぱりヴァイオリンが好き」


次女はそう答えました。


とは言うものの、大学院の受験には十分な時間がありません。

来年受験するかしないかは次女が自分で決めること。

母は見守るだけですね。

次女、ガンバレ!


次女の家で作ったパエリア。


メイプルコンサート

大学祭から約2週間後に、次の演奏会がありました。


こちらは9月の演奏会と全く同じプログラム。


そして今期最後のストラヴィンスキー春の祭典」が聴けるということで


主人と一緒にお出かけしました。



14:00開演ということで、先に昼食を済ませることに。


近くの商店街を歩きながら、お値段も手頃で良さげなインド料理屋さんを見つけました。


注文したのは、2種類のカレーが楽しめるランチセット。


出てきたナンにビックリ!


大きいーーーーーー😳😳


続いて出てきたセット❗️


サラダ・ターメリックライス・ドリンクまでついて1050円❗️


東京でも安くて美味しいお店ってあるんですね~❗️😆




お腹いっぱいで、さあ演奏会へ🎶




2階の最前列の席をGETして、いよいよ第1曲目。


ハイドン作曲 交響曲第104番「ロンドン」


こちらは大学祭の時にも聴いたので今回で3回目です。


大学祭の時にも思いましたが、9月の時よりも上手くなってる!


と言うより、まるで別の曲のように聞こえるほど

完成度高く仕上がっていました!

おまけにここは大学の講堂と違って音響も抜群!





古典の響きを堪能したところで

次はブラームス作曲の「悲劇的序曲」


ブラームスの重厚な弦のアンサンブルの響きが会場中に溢れんばかりに響き渡って

ホントにアマチュア学生オーケストラなのかな?と耳を疑う程です😳

9月の演奏会では大人しめだった演奏も

今回は音楽が生き生きしていました🎶


ああ、聴いているうちにまた涙が...💧

ホント、親バカです😭

主人にも「なんで泣いてんの💦」と呆れられ😅



ふう




休憩を挟んで


デュカスの「魔法使いの弟子



最後はストラヴィンスキー春の祭典」!



こちらも申し分のない見事な演奏でした🎶


特に「春の祭典」は、難解なリズムもしっかり自分たちのものにしていて

音楽の方向性がしっかりと伝わってくる演奏でした。




終演後、長男と会うと、何と右手人差し指の皮がめくれて痛々しいことに❗️😱

「激しくピッチカートしすぎた~」って💦

まあ、それくらい音楽に乗って演奏してたってことかな😅

長男はどちらかと言うと淡々とクールに演奏するタイプなので

指の皮がめくれるほど必死で演奏するなんて

今までのチェロ人生の中で初めてのことです😅😅


来月はいよいよ1年生によるコンサート❗️

こちらも楽しみです💕


今回の差し入れお菓子たち🤗










大学祭の演奏会

11月の初めは長男の大学のお祭りがありました。


オケで演奏すると言うし、会場は重要文化財に指定されている記念講堂❗️

一度は中に入ってみたいと思っていたので、絶好のチャンス❗️


ちょうど連休だし、これは行くしかない❗️😆



ということで、長男の部屋に泊まらせてもらって見に行ってきました🚌


リハーサルの時間に合わせて一緒に家を出て、

これまた一度は見てみたかった大学横にある庭園。


大学祭の喧騒を横目に、まずはのんびり庭園散策。




大学のシンボルの時計塔が見えます☺️

激しいダンスミュージックが聴こえてくる中、

小鳥のさえずりとの見事なコラボレーションにしばし耳を傾け(笑)

いよいよ大学祭の会場へ突入!



メイン会場の舞台

とにかくすごい人・人・人‼️


活気に溢れていて、若さのパワー全開‼️

めっちゃ楽しそう~🎶


メイン通りを散策しながら、演奏会の時間で会場へ。


講堂内は格調高く、ずっしりとした雰囲気でした。
(残念ながら撮影禁止で写真撮れず💧)

会場は満席でしょうか、あとから知りましたが会場に入れなかった人もいるということでした。

入れてよかったー🤗


1曲目はワーグナー作曲の楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第一幕への前奏曲


荘厳で華やかなファンファーレで始まるこの曲は、実は私も学生時代に弾いたことがあり、長男もこれまでに何度か演奏している曲です。


冒頭、ファンファーレから弦の祝祭的なメロディが演奏されると、もう、何だか涙が...😭💦

きっと演奏聴いて泣いてるなんて私だけだろうな〜、ホント親バカだわ💦


でも、本当に長男がチェロを弾いてくれているのが嬉しくて☺️


高校1年の時に「音大には行かない!」と宣言された時には

もうチェロが嫌いになったのかと、本人を目の前に涙を堪えきれず泣いてしまったことを思い出したり。


私の教育法が間違っていたのかと自分を責めたり。

私自身も色々と悩みました。


それがまたこうやってチェロを弾いてくれている。

しかもこんなに演奏水準の高い、素晴らしいオケで。


ホントにこの大学に入れてよかったね🎶



そのあとは大学祝典序曲と、秋の演奏会の曲から数曲。

築90年の講堂は、残念ながら音響面では残響ナシ!という演奏会には厳しい会場でしたが

それでも重厚な音が会場中に響き渡ってとてもいい演奏会でした🤗


また、来年も来たいな🎶