なないろ小花のおうちカフェでクラシック

もうすぐ50代!3人の子供たちが小さい頃から続けてきたヴァイオリンやチェロを応援しながら、趣味でパンやお菓子を焼いています。

主人のバイク事故4~病院さがし~

主人の話を一通り聞いてから入院に必要なものを長女と一緒に買いに行き、

そう言えば昨夜から一睡もしていなかったので、車の中で少し仮眠。

ICUのベッドに戻ると主治医の先生がやってきました。

できるだけ早いうちに自宅の近くか、勤務先の大阪か、転院先を決めて下さいとの事。

手は精密機械のようなものだから、手を専門に診てくれる病院を探しなさい、と。

へえ~、手の専門医がいるのね、とその時初めて知りました。

何しろ帰省中の事故だったので、運び込まれた病院は大阪からも自宅からも遠く、

物理的にこの病院で治療を続けるのは困難です。

先生もそのことを分かって言って頂いているのですが、

主人も私も先生の誠実な人柄と、
例えを使って分かり易い説明をして下さる話し方に安心感を覚え、

出来ることならこのまま先生に治療をお願いしたいと思っていました。

素直にそのことを先生に伝えると

「そう言ってくれるのは医者冥利に尽きるけどね、僕は手の専門じゃないし」

「大阪も〇〇さんの住んでいる所も良い病院がたくさんあるから、そっちに移った方がいいよ」

とのことでした。

先生としては痛みのコントロールが一番心配で、転院先が入院させてくれるとは限らないので

2、3日入院して点滴を続け、痛みの様子を見ながら、
その間に病院を探しましょうということになりました。

主人と話し合って大阪の病院で診てもらうことにし、

早速ネットで病院探し。

なるほど、手の外科学会というのがあるのね~

その学会に所属している先生がいらっしゃる病院を中心に探しました。

職場に通いやすい所から最終的に3つの病院に絞り込み、早速電話。

一つ目のO病院。

主人の状況を説明し、診て頂けるか聞いてみた所、

「うちは手術を主に行っていて、術後の経過は診ていないんですよ」

とのこと。

なんだ、ガッカリ。

気を取り直して、二つ目のY病院。

主人の状況を説明し、診て頂けるか聞いてみた所、

「うちは病院同士の紹介のみで、個人の紹介は行っておりません。」

とのこと。

「紹介状を持参してもダメですか?」

と食い下がってみましたが、やっぱりダメでした。



うーん、なかなかすんなり行かないなぁ。



ダメ元で3つ目のK病院。

主人の状況を説明し、診て頂けるか聞いてみた所、

「お名前をお伺いしてもよろしいですか?」

と受付の方。

名前を聞かれるとは思っていなかったのでちょっとビックリ。

「今入院されている病院はどちらですか?」

M県のS病院ですと答えると、

「今、そちらの病院に〇〇さんの症状を確認致しますので、一旦電話を切りますね」

へえ、病院の対応にこんなに差があるんだ~

K病院なら診てくれるかな、とほのかな期待を抱きつつ、

しばらくしたら着信が。

「お待たせ致しました、こちらで診させて頂きます。金曜日11時にお越し頂けますか?」

とのこと。

あ~よかった~~

最初の二つが取り付くシマもない状況だったので、受け入れて下さったことに感謝!です。

先生に報告し、結局5日間入院して水曜日の退院となりました。

術後の経過も良好、痛みもロキソニンで抑えられる程度になり、

単身赴任先からの帰省中の事故ということで労災も決定。

雲一つない晴れ渡った空のもと、

主人はようやく病院を後にしました。

続きます。

入院していた病院
お世話になりました!!