なないろ小花のおうちカフェでクラシック

もうすぐ50代!3人の子供たちが小さい頃から続けてきたヴァイオリンやチェロを応援しながら、趣味でパンやお菓子を焼いています。

卒業試験②

卒業試験は、大学の最寄り駅にあるホールで行われました。



どこの音大も学内に立派なホールがあると思いますが、


次女の通う大学はホールを持っていません。



なので、何かイベントがある時はこのホールを使うことが多いようです。




次女の出番はお昼近くだったので、朝から新幹線で出かけることに。



ホールに到着した時、ちょうど次女の二人前の方が弾いているところでした。



演奏が終わるのを待って中へ。




会場には結構な人数のお客さんが入っていました。



もちろん、卒業試験なので教授の先生方も。



採点を行うため、教授陣のいる客席後方は立ち入り禁止になっていて、



私達は前方で聴くことになりました。




コンクールさながらに、舞台には出演番号のカードが立てかけられ、



それが出演者の確認になります。



発表会のような、出演者や曲目の紹介は一切ありません。



舞台の出演番号とプログラムの番号を照らし合わせて、


誰が何を弾いているのかを自分で確認します。




一人演奏が終了して



いよいよ次女の出番。




次女はこの卒業試験に


ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲第一楽章を選びました。



15分の第一楽章は、いきなり激しいリズミックなメロディーから始まります。



ここでどんな演奏が出来るかでお客さん反応も違ってくると思いますが、



次女はしっかり曲に乗って激しいリズムを弾きこなしていきました。



ロシアの民族音楽のような哀愁漂うメロディも全身を使って歌い上げ



次女が表現したい音楽はほとんどが伝わって来るような演奏が出来ていました。




つい1ヵ月前はあんなにスランプだったのに...



色んなことを、また1つ乗り越えたね...



そんなことを考えていると、もう涙が😭😭



次女の気持ちは、きっとお客さんにも伝わったんじゃないかな。




私の隣に座っていた男性の方も


次女の演奏が始まると身を乗り出して聴き入って下さり、


途中でプログラムを見返して名前や曲を確認する場面も。


曲が終わると1番に拍手をして下さり、プログラムに何か書き込んでいました。



どんな方かは分かりませんでしたが、何だかとっても嬉しい☺️




後で知りましたが、次女のお友達も聴きに来てくれていて、

「感動して涙が出た~」


と言ってくれたようです。



とりあえず、次女の最大のヤマ場は無事に終えることができました。



次女にとっては


「まだまだ、ダメな所はいっぱいあった」ということですが💦



「自分の演奏に満足なんてしたらダメ」


「まだまだ勉強が足りない!」



本当に真っすぐで真面目な次女です。




そんな次女へのご褒美💕

フロランタンにマンディアン、

チョコブラウニー🎶