なないろ小花のおうちカフェでクラシック

もうすぐ50代!3人の子供たちが小さい頃から続けてきたヴァイオリンやチェロを応援しながら、趣味でパンやお菓子を焼いています。

主人のバイク事故5~転院~

水曜日。

主人がようやく帰宅しました。

本当なら金曜日にいつも通りに帰っくる予定でした。

5日間の大きな寄り道。

でも、無事に帰って来てくれて本当に良かった。


木曜日は家でゆっくり。

金曜日の朝早く、転院先の病院を受診するため大阪へ向けて出発しました。



転院先は大阪のK病院。

行ってみてビックリ!

まるで高層マンション?!
それとも高級ホテル?!

のような外観。

建て直したばかりなんでしょうか?

こんな感じです。


玄関先には黒塗りのピカピカな車がズラッと待機。

こんな病院に私たちがかかってもいいのかな…

少し気後れしながら中へ。

3階まで吹き抜けの開放感あるエントランス。

初診受付で紹介状を渡し、待つこと数分。

受診する科へ案内して頂きました。



形成再建外科。


呼ばれて診察室へ入ると、30代位の若い先生がいらっしゃいました。

「バイク事故ですか、大変でしたね」

とまずは軽いご挨拶。

グルグル巻にされていた包帯をとって傷口を確認。

紹介状に添付されていたレントゲンや手術前後の写真を見ながら、

先生がまずおっしゃったこと。

「とてもいい手術をして頂きましたね。こういうのは、最初が肝心なんです。」



本当ですか~~~!

よかった~~~!



それから先生は、どういう治療をしていくか、この治療で効果がなければこういう治療法もある、と

次々に治療プランをあげて下さいました。

驚いたのは、先生の中では切断するという選択肢がなかったこと。

後からわかりましたが、ここの科はマイクロサージャリーを用いた自家組織の移植手術が得意で、

切断した指も血管を繋ぎ合わせてまた血の通った指に戻すことができるというのです。

「前の病院では切断も考えてくださいと言われたんですが…」

と恐る恐る言うと、

「手のひら側が綺麗に残っているので、それは考えません。足の指から関節を移植すれば動くようになりますよ」

とのこと。

「あ、爪も移植できます。」

爪も事故で無くなっていたのでした。

その後、傷口を消毒してもらい、グルグル巻だった包帯もやめて

中指と薬指を簡単に固定するだけにして

「他の3本は動きますから、今日からリハビリして頂きますね」

ということで、1日目の診察は終わりました。


移植の話は、まるで夢か魔法のような話で

何というか医療の進歩に恐れを抱きつつ、

切断の可能性がなくなったことに一安心。

若いですが信頼できる先生に出会えて本当に良かったです!