なないろ小花のおうちカフェでクラシック

もうすぐ50代!3人の子供たちが小さい頃から続けてきたヴァイオリンやチェロを応援しながら、趣味でパンやお菓子を焼いています。

成長したこと

次女が先週受けたコンクールは、

約1ヶ月も先生のレッスンを受けずに臨んだコンクールでした。

しかも次女の最も苦手とするバッハ。

前期の実技試験で弾いたとはいえ、

実技試験は何とか間に合わせたという感じで、

全く満足のいくものではなかったというのに。

次女なりの表現で演奏していますが、

果たしてその方向で合っているのかどうか…

私にその判断が出来るはずもありません。

「先生に見てもらえなくて不安じゃない?」

と聞くと、

「でも、レッスンで言われたのはピアノで弾くみたいに弾いてねっていうだけで、あとはずっと音程の指摘ばっかりだから」

と言うのです。

先生は次女の音楽性を認めて下さっていて、

細かい表現については一切触れないそうです。

勿論、あまりに曲にそぐわない表現なら指摘されるのでしょうが…

それよりも、やはり音程の不正確さをとことん指摘されているようです。

そんな中で迎えたコンクール予選。

今年の地方予選では大学生の参加が少なく、次女を入れて3名しかいませんでした。

1人は地元音楽大学の学生さん。

もう1人は国立の芸大の学生さんでした。

私は仕事で聴きに行けなかったので

帰ってきてから次女に聞くと

「最後まで(集中力が)切れずに弾けたよ!

何か乗り越えた気がする!」

と頼もしい答えが返ってきました。

そして、今回の平均最高点は89点。

次女は92点と86点だったので…

平均89点!

やったーー!

3人とはいえ、トップで予選を通過しました!


次女は精神的に脆い所があって、

高校時代はコンクールでも集中力が続かず、

最後は投げやりな演奏になってしまうことが多くありました。

当然、結果は惨憺たるもの。

今回は大学生になって初めてのコンクール。

それは大学名を背負ってコンクールに出るということになります。

それがプレッシャーにならないか心配していましたが、

見事に自分に打ち勝ち、苦手なバッハを克服して

舞台の上で自分なりのバッハを表現出来たようでした。



一回り大きく成長した姿を見せてくれて、

次女は東京へと帰っていきました。

今回は夜行バスで