なないろ小花のおうちカフェでクラシック

もうすぐ50代!3人の子供たちが小さい頃から続けてきたヴァイオリンやチェロを応援しながら、趣味でパンやお菓子を焼いています。

初めてのコンサート②

一旦東京へ戻った次女。

土曜日のコンサートのために、

木曜日の夜オーケストラの授業が終わったあと

新幹線に飛び乗って地元へ帰ってきました。

前回帰ってきた時に、高校時代の先生にレッスンしてもらい、

スッキリして帰ったはずなのに、

また大学の先生のレッスンで音程を指摘され、

自信を無くしているようでした。

「あ~、もう出たくない」

「もうイヤ~」

とネガティブな発言が続きます。

とはいえ、

「このコンサートに出たい!!」

と手を挙げたのは自分自身だということも

よく分かっています。

その気持ちの狭間でもがいているのが

痛いほど伝わってきました。


今回はコンクールでも発表会でもありません。

お客様がチケットを買って聴きに来て下さいます。

その重圧を十分に感じているようでした。



本番当日はリハーサルを2回、

そのうちの1回は本番と同じ大ホールで行います。

そこで初めてピアノとの合わせを聴きました。

リハーサルの様子です。


次女らしい丁寧な演奏で、派手な動きはないけれど芯の通った音色で

スコットランド民謡を歌い上げていました。


そして本番。

リハーサルは前の方で聴いたので

本番はホールの後方へ。

前で聴いていた時よりも音が澄んでいて

よく飛んできている。

だけど、やはり迷いは払拭できなかったようで

歌いきれていない個所が何ヶ所かありました。

次女は派手な超絶技巧を弾くよりは

表現力豊かに歌い上げる方が得意なタイプ。

なので、次女の持ち味が充分に出し切れない演奏でした。

そして、こんなに大きなホールでソロを弾くというのも初めての経験。

自分が思っている以上に動作を大きくしないとお客様には伝わらないということも勉強になったようでした。

まだまだこれから。

色んな失敗をして、たくさん悩んで

それが必ず次のステップへ繋がると信じて

毎日精進してほしいと願います。



聴きに来て頂いたみなさん、

ありがとうございました!