なないろ小花のおうちカフェでクラシック

もうすぐ50代!3人の子供たちが小さい頃から続けてきたヴァイオリンやチェロを応援しながら、趣味でパンやお菓子を焼いています。

チェロとの出会い

長男が初めて「チェロ」を認識したのは
年長さんの頃でした。

その頃はすでにヴァイオリンを習い始めていて、
そのレッスン室に貼ってあった
オーケストラの配置図でチェロと出会いました。

「お母さん、これなんていう楽器?」

「これはね、チェロと言って、
ヴァイオリンよりも大きくて
ひく~い音がでるのよ。
大きいから座って弾くの。」

「ふ~ん…」

としばらく考え

「僕、これやってみたい!!」

大きいことに惹かれたのか
座って弾けることに惹かれたのか

とにかく彼の心の中に
「チェロを弾きたい!」
という思いが沸き上がった瞬間でした。

そうは言っても
ヴァイオリンを習い始めたばかりだし、
新しく楽器を買うにはお金がかかる…。

子供の言う事だし、すぐに忘れるだろうと
そのままヴァイオリンのレッスンを続け

そうこうしているうちに主人の転勤が決まり

小学校入学を機に引越しをすることになりました。

新しくついた先生はとても優しく
長男もよくなついて楽しくレッスンを
続けていましたが

夏休みを過ぎた頃
「お母さん、僕やっぱりチェロをやってみたい。」
と打ち明けました。

1年も前のことをよく覚えていたな~と
関心しつつ、
まだ本物の楽器も見たことがなかったので
行きつけの楽器店でチェロを見させて頂くことに。

本物のチェロはとても大きく
お腹に響くような低音!

長男は見るなり
「これ、やりたい!」

と目を輝かせました。

ヴァイオリンの先生に事情を説明すると
先生も理解を示してくださり
おまけに素晴らしいチェロの先生を
ご紹介してくださり

イチョウの葉が色づく頃
待ちに待ったチェロのレッスンが
始まったのです。