なないろ小花のおうちカフェでクラシック

もうすぐ50代!3人の子供たちが小さい頃から続けてきたヴァイオリンやチェロを応援しながら、趣味でパンやお菓子を焼いています。

心にポッカリ

長男が大学生になり、我が家はとうとう長女と二人暮らしになりました。


子供たちが小さい時は、主人の両親とも同居していたので

総勢7人の大家族でにぎやかな毎日でした。


今はその頃には考えられないほど静かな毎日を過ごしています。





主人の転勤で今の地へやってきて12年。


主人は5年前から単身赴任



長女は福井の大学に進学したものの、途中で方向転換💦

2年で中退して、今は家から法律の専門学校に通っています。


次女はずっと続けてきたヴァイオリンに磨きをかけるために

東京の音楽大学に進学。


そして長男はこの春から東京の大学に。



ま、長女が大学を辞めて帰ってきてくれなければ

今頃は一人で暮らさなければいけなかったのかと思うと

帰ってきてくれてよかったなあと思う今日この頃です。



でも、やっぱり家族が減っていくというのは寂しいもので...

何だか心にポッカリ穴が空いた気分。


子育てもようやく一段落し、一種の燃え尽き症候群でしょうか。

長女を送り出した時も、次女を送り出した時も

こんな気持ちにはならなかったけど😅



結構精神的に参ってしまいました💧


末っ子が離れていくというのは、本当に寂しいものですね。



皆さんはさだまさしさんの「案山子」という曲をご存知でしょうか?

🎶「元気でいるか、お金はあるか、友達できたか...」🎶


まさに今の気持ちを代弁してくれる1曲です😭



もちろん今はメールや電話ですぐに連絡できるので

「案山子」が歌われた頃よりもはるかにありがたい時代ではありますが。


「息子を案じる母」と、それを心配する兄の姿に共感を覚えます。






ま、それでも時は過ぎてゆくもので。


5月に入って最近は何とか浮上しつつあります。


母の日に、久しぶりにお菓子を焼きました💕


抹茶パウンド


紅茶クッキー


チョコブラウニー


チョコチップマフィン


ラッピングはこんな感じで🎶



私の母と主人の母に💕


私も元気に前を向いて頑張っていこうと思います🤗

教育実習がはじまりました

大学4年生になった次女。


今週からいよいよ教育実習が始まりました。



「何がなんでも教師になりたい!」

...という願望はないのですが💦






音楽の世界は何とも不確かなものばかり。



「教員」という確かな免許を持っておくことは悪いことではありません。




それに、後からとっておいたらよかった…と思っても


通信教育で簡単に取れるものでもないですしね。






教職課程を履修した時から


「教育実習だけはイヤ~...」


と恐怖さえ感じていた最大の壁ですが



今のところは何とかうまくやっているようです。


実習校は大学近くのG中学校。


何でも都内で2番目に生徒数の多い学校だそうです。



学校の雰囲気は非常に良く


荒れた感じは全くないようで安心しました。



次女は1年生を受け持ったようですが


みんなとてもしっかりしていて


自主的に行動できる子が多いとのこと。



先生方も「教育」に熱心に取り組んでおられ


学校がイキイキしているとの事でした。





そして次女が唯一楽しみにしていたのが...








合唱部の指導をすること!









次女は中学時代に合唱部の部長を務め

全国大会で銀賞を頂くことが出来ました。





なので声には自信を持っています。






教職課程の一環で声楽を履修した時も

担当の先生から

「あれ?おかしいなあ。今日のレッスンは教職の子のはずなのに、声楽の子がいるよ」

と冗談めかして言われたことも😅



プロの声楽の先生からみても

次女は声楽向きの声をしているようです。





なので、実習先の合唱部で指導させてもらい


子供たちの前で歌ってみたら


「先生、上手~!」


と、子供たちから拍手喝采だったそう。



ま、だけど実習の根本は授業をしないといけませんからね。

今は指導教員の授業を見学させてもらい

来週からはいよいよ教壇に立つようです。



そんな次女を応援するために


いつもの冷凍おかずをお弁当仕様にして送ってみました

煮込みハンバーグ弁当


鶏胸肉のトマト煮込み弁当


ブリの照り焼き弁当


豚の生姜焼き弁当


鶏もも肉の唐揚げ弁当


モダン焼き


鮭と大葉のおむすび


こんな感じで冷凍して送りました。


あ、長男のところにもおすそ分け🎶

しっかり食べてくれるといいな🤗




チェロも一緒に

3月の末


長男は東京へと旅立っていきました。




チェロでプロになる道を断念し


必死で勉強して


W大学への合格を果たし



長男は自分で道を切り開きました。





「もうチェロは弾いてくれないかな…」


と寂しく思っていましたが




「大学になってもチェロは続けるから」


との嬉しい言葉💕




下宿先は、楽器が弾けるお部屋を探しました。




大学からは少し離れますが、

音楽大学の近くで、楽器可のお部屋を色々見せて頂き


駅近で川沿いの素敵な物件に決めました。


春、桜並木がとてもキレイ~


お部屋にはちゃんもチェロもやって来ました🎶



お部屋を一歩出ると


あちこちからピアノの音やクラリネットなど、


音大生であろう方たちの練習の音が聞こえてきます😊


何だか長男も音大に進学したかのような錯覚に💦


こういう環境、やっぱり嫌いじゃありません。


長男もちゃんと弾いてくれるかな…


と思っていたら


「おれ、オーケストラに入るから」

と嬉しい報告が!


実は主人と私は大学の学生オーケストラで知り合ったので
(あ、長男と同じ大学ではありません)


長男がオケに入ってくれるのは、何よりも嬉しい出来事です。


主人もとっても嬉しそう💕





そして入学式当日





式が始まるよりも前に
交響楽団の新歓ブースに赴き


早速入団の申し込みを済ませました✌️




長男のチェロがまた聴ける💕


まだまだ楽しみは続きそうです🤗


大学の正門前のシンボルツリー

室内楽の国際コンクール

さて、長男の受験記が一通り終わったので


次は次女のことを。




3月の終わりに、ある国際コンクールの本選に臨みました。


3年生を締めくくるコンクールは、フルートトリオでの演奏です。



曲は、平尾貴四男という日本人作曲家のフルート3重奏曲 第3.4楽章。


1楽章は以前に聴いた事があるのですが


とってもおしゃれな曲です。


3.4楽章も、近現代らしい音の重なりと


クライマックスに向けて躍動しながらも

最後はピッチカートで終わるというオシャレ感。


トリオも活動をはじめて丸2年が立ち、息もピッタリで

音楽が同じ方向を向いて流れていくのが感じられる演奏でした。

次女の音程もだいぶ安定してきて、随分と安心して聴けるようになってきました。



今回、室内楽にエントリーしていたのは10組。



全ての演奏が終わり、結果待ちの間


他のグループの皆さんは緊張から解放されておしゃべりに花が咲いています。


聴きに来てくれたお友達と談笑したり、ジュースを飲んだり。


それは結果を待つ間のいつもの見慣れた光景です。





ですが、次女たちは違っていました。




「じゃあ、いつものやろうか」


誰からともなく声が掛かると、3人ともカバンの中をゴソゴソ...


それぞれ楽譜を取り出して、演奏についての意見交換が始まりました。


「ここはこうだった、ああだった」

「ここはもっと私が前に出た方が良かったね」

「ここは上手くいったんじゃないかと思う」


など、膝を突き合わせての反省会。



へえ、いつもこんなことやってるのかー


えらいなー



なんて思ってたら


急に私にも意見を求められたり💦



真面目に音楽に向き合っているのが感じられて


嬉しく思いました。






そして結果発表。




発表は、ホールで名前を呼ばれる形で行われました。





奨励賞から発表され…





次女たちは、4位で名前が呼ばれました!




やったーーー!!!



舞台に上がって賞状をもらって🎶






3年生最後のコンクールは入賞で終えることが出来ました。




残り1年の学生生活


有意義に過ごして欲しいものです。





人生で予測できないこと~長男の決断~10

秋からは第1希望のW大学の過去問に取り掛かり


センター試験は滑り止めの大学をセンター利用で受験しようという予定になりました。




過去問、私もちらっと見ましたが


英語の問題、設問も英語で書いてある...😱


英語が理解できないと問題すら解けないようになっています💦



長男も「難しい問題にぶち当たると冷や汗が出る」


と💧


やはり最難関の大学は一筋縄ではいきません。



一つのミスが命取り、他の問題で挽回できるというような

生易しいものではありませんでした。



そうやって過去問と格闘しているうちに、

長男の中でもW大学に行きたい❗️という思いが強くなってきたのでしょう。



年が明けてセンター試験直前


「滑り止めの大学、受けるのやめるわ」

と😱😱



今年W大学がダメなら浪人するというのです。


でもまあ、浪人して入る学生さんも多い大学、

「いいよ、好きにしなさい」

と背中を押して。




最後の1ヶ月はW大学の過去問を解きまくり




1月の終わりには

音楽科の最大のイベントである

卒業演奏会にも出演して






そして2月




受験






そして...






合格‼️‼️





音楽科に入学して


こんな結果で卒業することになるとは


本当に夢にも思いませんでしたが


長男は自分で未来を切り開きました。


これからどんな風に生きてゆくのか


見守っていこうと思います🤗


長男が大学図書館で見つけてきた本。

実は長男のひいおじいちゃん著です😳





人生で予測できないこと~長男の決断~⑨

話は少し遡りますが


高校2年生で楽理科の勉強を始めて少し経った頃



ソルフェージュなどをみてもらっている先生から



私立大学のお話がありました。





楽理科と似たような勉強ができる私立大学を何校か紹介して頂きましたが、



どの大学も、いわゆる「滑り止め」にするには遥かに敷居の高い大学ばかりです。




関東ののM大学・A大学・W大学

関西のD大学





特に「私立大学の雄」として名高いW大学は、目指す東京G大よりも遥かに高い偏差値です。




もちろん、受験科目の量が全然違いますし、


入学定員数も違いますから、同じ土俵で比べることはできませんが






何しろ高校2年生になるまでまともに勉強をしたことがない長男。


いくら同じような勉強ができるとはいってもねえ~...


無理無理


W大学は高嶺の花、夢のまた夢の手の届かない存在でした。









それから季節が過ぎ、高3の夏で大きく飛躍した長男。



模試の結果があまりにも良かったので、急いで予備校に電話をしました。






折りよく教室長がいらっしゃり、直接お話をする事ができ

言おうかどうしようか迷いましたが💦

思い切ってW大学でも勉強したい学部があることを伝えました。






教室長から返ってきた言葉は、まるで意外なお返事でした。








「もし東京G大とW大学の両方に合格したら、お母様としてはどちらにいかせたいですか?」






‼️‼️‼️‼️







あまりの衝撃に言葉もでず、電話なのにしばらく沈黙してしまい...



そしてその後どうやって電話を切ったのかもよく覚えていません。



とにかく、教室長の言葉が頭の中で何度もリフレインし、



W大学が、もしかしたら手の届く距離まできているのかしらと


初めて意識した瞬間でした。





だけど冷静になって考えてみると


東京G大は国立


W大学は私立。



授業料には天と地ほどの開きがあります。


そしてどちらもひとり暮らしをしないと通うことはできません。





おまけに次女は私立の音楽大学に在学中の身。


我が家は共働きとはいえ、ごくフツーのサラリーマン家庭です。


正直、次女の授業料を払うのでいっぱいいっぱいで


もし長男が私立大学に合格したら…家計は火の車になるのは目に見えています。








それでも。









それでも、もし長男が無謀とも思えるW大学に挑戦したいというなら。







心から応援しよう‼️









主人も同じ気持ちであることを確認し合い


長男に教室長の言葉を伝えました。






長男は長男で、やはり東京G大の小論文がネックになっているようで...







たとえ受験までに小論文対策が間に合ったとしても


今の環境から容易に想像がつく大学よりも


大規模な総合大学という、未知の世界に憧れを抱いたのでしょう。






朝夕の気温が涼しくなり


過ごしやすい季節となった秋の初め







長男は東京G大の受験をやめ



第1希望をW大学に変更することとなりました。


続きます。


ロシア料理の黒パン

ハイジに出てくるおばあさんが食べていたのは

これなのかな?



人生で予測できないこと~長男の決断~⑧

某予備校のネット授業で勉強を始めた長男。


教室に行かずに部屋にこもっている姿を見ていると、さすがに不安になってきます。



だってね…



予備校の授業料...








高ーーーーーい!!!😱💦




噂には聞いていたけど、私立大学並の高さ‼️






これで結果が出なかったら…😱😱







不安が頭をよぎります。









そんな親の不安を見透かしているように、ここの予備校には親を安心させるシステムがありました。






何とネットで子供の勉強の進捗具合がすべて見ることができるのです。




...子供にとったら嫌でしょうけどね💦





とにかくこのシステムで勉強の毎日進み具合をチェックし



勉強していない日があれば心騒ぐ日々😓





もーーー!何やってんのよ!!!!


ちゃんと勉強しなさーーーーい😡😡





言いたいことはいっぱいありましたが...


でも本人には決して愚痴を言わないように心掛けました。








だって、自分で決めた受験ですからね。


いい結果も悪い結果も


どちらに転んでも、長男を大きく成長させる挑戦だと思い


私は健康管理と食事管理に徹することにしました。








そんなこんなで迎えた天王山の夏‼️






長男は相変わらずのマイペースでコツコツと勉強し


ソルフェージュと小論文、チェロの練習も並行させながら


2学期すぐに開催される文化祭の練習にも顔を出しながら






でも、休憩する時はゲームをしたり動画を見たり😓







まあ、良くいえばメリハリのついた生活を送っていたように思います。





そしていよいよ夏の終わり。




予備校の先生からは

「夏の模試でC判定以上でなければ受験は諦めてもらいます」


と釘を刺されていた夏の終わりの模試で...










東京G大学 音楽学部 楽理科











長男は、見事A判定を勝ち取りました❗️✨✨






偏差値は


英語 63


国語 75


世界史72





勉強は、努力がちゃんと結果に結びついていました。



良かった~~🎶







というか...


予備校の授業、恐るべし(笑)







だけどG大は勉強だけでは通りません。



苦手な小論文と格闘する日々はまだまだ続いていました。


チェロもソルフェージュも手は抜けません。






そんな中、教室長のある一言で



長男の運命が動きはじめます。





続きます。



先日訪れたロシア料理店。

バラライカが置いてありました🎶